Canvaは名刺やチラシ、ステッカー、年賀状などさまざまなデザインを作成できるツールです。
実際に作ったデザインは、自分で印刷したり、印刷会社などに印刷を依頼したりすれば簡単に形にできます。
しかし「Canvaで作ったデザインをどうやって印刷すれば良いの?」と迷う人は多いのではないでしょうか。本記事は下記の悩みを抱える方におすすめです。
- Canvaで作ったデザインを印刷したい
- 印刷してみたけどイメージと違った
- 失敗しない印刷方法が知りたい
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デザインを印刷するのって難しくないの?
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大丈夫!3ステップで紹介するから、初心者でも簡単にできるよ!
Canvaで印刷する方法を、実際の画面に沿って丁寧に説明していきます。
印刷のときに必要な設定についても触れているので、これさえ読めばCanvaで印刷が完璧にできます。印刷方法をすぐに知りたい方は、こちらから読みすすめることも可能です。
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Canvaの印刷方法4つを紹介!ネット印刷またはCanvaで印刷がおすすめ!
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Canvaで印刷する方法は以下の4通りです。
- 自宅プリンターで印刷
- コンビニで印刷
- ネット印刷(入稿する)
- Canvaで印刷
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ネット印刷は、印刷業者に頼むことだよ!
それぞれ特徴が異なります。コスパや仕上がり、手軽さを表で比較してみました。
自宅での印刷は手軽ですが、仕上がりはプロっぽくはないため、いまいちと感じられます。
部数が多い場合、コスパと仕上がりが1番良いのはネット印刷です。ただし、印刷に関する知識(入稿データの作成)が必要になります。
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サクッと印刷したい!という人は、「Canvaで印刷」がおすすめ!
それぞれのメリットデメリットを踏まえ、状況に合わせて良い選択肢を選びましょう。
STEP1.Canvaで印刷データを作成する
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印刷データを作成するときは、きれいに印刷されるように下記の点へ配慮が必要です。
- 画像サイズ(解像度)を確認する
- 塗りたし領域を設定する
- ファイルの種類はPDF(印刷)を選択
- トリムマークと塗りたしを行う【必要に応じて】
- PDFのフラット化を行う【必要に応じて】
- カラープロファイエルを設定する【CMYK(有料)がおすすめ】
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これをやれば、印刷に失敗しないの?
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そうだね!この6つを押さえておけば印刷データを完璧に作成できるよ!
ちなみにCanvaのサイトから印刷すれば、上記の工程は必要ありません。
プロっぽい仕上がりを手間なく目指したい方は、Canvaで印刷を活用してみてください。
画像サイズ(解像度)を確認する
1番はじめに確認しておきたいポイントは、画像サイズについてです。一般的にデザインを高画質にする場合、300dpiの解像度が必要になります。
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Canvaでは解像度(dpi)は指定できないよ!
そのため、デジタル(px)ではなく現実のサイズ(mm)でデザインを作ることが重要です。自分が作成したデザインサイズを確認しておきましょう。
画像のサイズは、デザイン画面を開き「ファイル」をクリックすると表示されます。
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ちなみにCanvaプロを使用している方は、リサイズ機能を使えばワンクリックでサイズ変更が可能です。
テンプレートを選択すると「mm」になっていることがほとんどですが、カスタムサイズでデザインする人は単位に注意してください!
塗りたし領域を設定する
印刷物を作成する場合は、塗りたし領域を設定しましょう。Canvaの塗りたし領域は3mmで設定されています。
「ファイル」→「設定」→「塗りたし領域を表示する」をクリックすれば、簡単に設定できます。
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もし、絶対に見切れて欲しくないデザイン(文字やイラスト)がある場合は、さらにガイド線を追加しましょう。
「ファイル」→「設定」→「ガイドを追加する」をクリック→余白「5mm」に設定すると、5mmのガイド線を表示できます。
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ガイド線(5mm)の内側にデザインを収めると、印刷で見切れる可能性は低くなるよ!
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見切れているか確認したい場合は、Canvaの印刷画面をクリックするとプレビュー画面がされます。
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1度確認してみてください!
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ファイルの種類はPDF(印刷)を選択
ファイルの種類を選択していきます。
Canvaのデザイン画面で「共有」→「ダウンロード」→ファイルの種類から「PDF(印刷)」を選択しましょう。
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ファイルの種類は「PNG」がデフォルトで設定されていることがほとんどです。
画像の解像度を保つためには、デザインのサイズだけではなく、保存方法(ファイルの種類)も重要になります。
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PNGやJPGで印刷したらダメなのかな?
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Canvaで300dpi以上の画質を保てるのはこのファイルだけ!印刷するときは、「PDF(印刷)」がおすすめ!
PDF(印刷)を選択していても画像がボケる場合は、画像サイズ(解像度)をもう一度確認してみましょう。
トリムマークと塗りたしを行う【必要に応じて】
トリムマーク(トンボ)は、印刷物を裁断する・インクで刷るときに加工される位置を示すマークです。ダウンロードした画像にトリムマークが表示されます。
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Canvaの「トリムマークと塗りたし」は、選択する印刷方法によっては設定の必要はありません。下記を参考に判断しましょう。
- 自宅やコンビニで印刷する:必要なし
- ネット印刷を行う:業者の指定条件に従う
ネット印刷を行う場合は、印刷会社によって設定する必要性が変わります。たとえば、ラクスルでは印刷用のデータにはトリムマークが必要と書かれています。
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「トリムマーク 〇〇(印刷業者)」でネット検索してみよう!
PDFのフラット化を行う【必要に応じて】
PDFのフラット化も必要に応じて行いましょう。フラット化を行うことで、複数のレイヤーとして成り立っているデザインを1つの画像として保存できます。
ダウンロード設定の「PDFのフラット化」にチェックを入れるだけです。
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「PDFのフラット化」を行うメリットは下記のとおりです。
- 文字化けを防げる
- 編集ができなくなる
- より正しく印刷できる
Canvaのフォントの中には、PDFの埋め込みに対応していないフォントがあります。
対応していないフォントがあると、ファイルを開く環境によっては、文字化けが発生します。PDFのフラット化にチェックを入れておけば、文字化けを防ぐことが可能です。
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ちょっとよく分かりにくいかも…
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フラット化をすると、「画面で見た状態と同じように保存される」と考えるといいよ!
カラープロファイエルを設定する【CMYK(有料のみ)がおすすめ】
印刷のときは、CMYKを選択するのが一般的です。CanvaでカラープロファイルをCMYKに変更できるのは、有料版の人だけになります。
RGBとCMYKの違いは下記のとおりです。
- RGB
- 光で色を表現する。主にコンピュータやテレビなどデジタルで使われる。
- CMYK
- インクで色を表現する。印刷物で使用される。
RGBとCMYKの色の違いは、スライドして比較するとわかりやすいと思います。
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無料のRGBでも印刷は可能ですが、プロっぽい仕上がりを目指している方にはCMYKがおすすめです。
無料版を使っている人は、この機会にCanvaプロを検討してみてください。
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STEP2.データをチェックする
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STEP1の設定が終わったら、データをダウンロードして確認しましょう。
データが保存される場所は、使用している機器によって異なります。
- Windows:エクスプローラーの「ダウンロード」
- Mac:Finderの「ダウンロード」
- アンドロイド:各ブラウザのメニューから「ダウンロード」を選択
- iPhone:ファイルアプリの「ダウンロード」
PDFデータを確認する
ダウンロードしたPDFを開いて、デザイン全体が正しくダウンロードされているか確認しましょう。
PDF全体に写真やテキストなどの要素が適切に配置されているか、確認しておいてください。
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STEP3.Canvaで印刷する
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PDFのデザインを確認した後は、印刷していきましょう。Canvaで印刷する方法は下記の4つです。
- 自宅プリンターで印刷
- コンビニで印刷
- ネット印刷(入稿する)
- Canvaで印刷
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それぞれの印刷方法の特徴(コスパ、仕上がり、手軽さ)を比較したい人は、こちらも参考にしてみてください。
自宅プリンターで印刷
自宅プリンターで印刷をする場合は、下記の手順で行います。
- PDFを開く
- PDFを印刷する ※ショートカットキーCtrl(⌘)+Pでも可能
PCはMac、プリンターはCanonという環境で実際に印刷を行いました。
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プリンターの設定によっては、フチなし印刷ができない場合もあります。ぼくも何度か試してみましたが、はみ出し設定ができなかったため、フチ無し印刷はできませんでした。
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フチがつくから、思っていた仕上がりと違うかも。
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しっかりした仕上がりを求めている人にとっては、物足りないかもしれないね。
コンビニで印刷
コンビニでの印刷は、24時間営業でいつでも気軽に行える点がメリットです。手軽はありますが、片面コピーに50円かかり(コスパは良くない)、自宅プリンターとの品質と差がありません。
下記の場合におすすめの方法になります。
- 自宅にプリンターがない
- 出先で急にプリントアウトが必要になった
ネット印刷(入稿する)
今回はラクスルで入稿する方法を詳しく紹介していきます。
印刷物の条件を設定し、カートに追加していきます。
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- 用紙、カラー、部数を選択
- 納品日を選択(当日出荷〜4営業日の間で選択)
- 「カートに追加する」をクリック
PDFでダウンロードしたデータを、ラクスルに入稿しましょう。
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「データを入稿してください」をクリック
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- フォルダから選択して「開く」をクリック
- 「データチェックを行う」をクリック
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データチェックに、2~3分かかるよ!
入稿するデータに問題がないか、自動でチェックしてくれます。
注意事項や自動修正が記載されている場合は、確認しておきましょう。
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注意事項などを確認し、「最終確認へ進む」をクリック
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「データを入稿する」をクリック
表示されているプレビュー画面を確認しましょう。
必要に応じて確認用PDFをダウンロードし、トリミングやガイド線のチェックも行なってください。
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下記の設定を行いましょう。
- お届け先を設定する
- お支払い方法を設定する
はじめて利用する方は「新規登録」からお届け先の住所を入力しましょう。
支払い方法は、銀行振込とコンビニ支払い、クレジットカードから選択できます。
「注文を確定する」をクリックします。
これでラクスルへの入稿と印刷物の購入が完了しました。
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登録したメールアドレスに注文完了のメールが届くよ!
ラクスルで印刷したいと思った方は、ぜひこちらのリンクから挑戦してみてください。
Canvaで印刷
Canvaで印刷するときは、STEP1とSTEP2の設定は必要ありません。
Canvaの画面に沿って行えば簡単に入稿できます。
画面右上にある「Canvaで印刷」をクリックしましょう。
画面に表示される手順に従って、以下を設定していきます。
- 印刷するページ設定(表・裏)
- 用紙の種類
- ラミネートの有無
- 数量
- 問題の検出と最終チェック
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条件をすべて入力すると、商品がカートに入ります。
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商品をカートに入れておくと、後から購入することもできるよ。
画面に従って、下記の内容を設定してください。
- 名前
- 住所
- お届け方法
- 支払い方法
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最後に「注文する」ボタンを押せばCanvaで注文が完了します。
簡単に入稿が完了しました!
Canvaの印刷に関するよくある質問

Canvaで印刷するときにあるよくある質問をまとめてみました。

困ったときはぜひ参考にしてみてね!
Canvaで印刷できるものは何がありますか?
Canvaでは名刺やステッカー、マグカップ、カレンダー、Tシャツ、年賀状など37種類の印刷が可能です。テンプレートが豊富に用意されているので、初心者でもおしゃれなデザインを作れます。
印刷できるものについて、詳しく知りたい方は、Canva公式サイトを参考にしてみてください。
スマホからも印刷できますか?
Canvaで使ったデザインはスマホからも印刷が可能です。自宅でプリントアウトする場合、事前に印刷用アプリをインストールしておきましょう。
「↓」をタップし、印刷設定を行ってダウンロードします。
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ダウンロードしたファイルを開き、印刷用アプリまたはプリントを選択してください。用紙サイズなどを設定すれば、自宅でスマホから簡単に印刷できます。
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ネット印刷は、スマホから入稿が可能な場合も多くあります。スマホで作ったデザインを入稿してきれいな仕上がりを目指すことが可能です。
もう大丈夫!Canvaで作成したデザインを失敗せずに印刷しよう!
Canvaで印刷するときの方法を4つ紹介しました。主な方法は下記のとおりです。
- 自宅プリンターで印刷
- コンビニで印刷
- ネット印刷(入稿する)
- Canvaで印刷
印刷のときデザインが見切れたり、思ってた色と違ったりすることを防ぐための設定についても、詳しく紹介しました。画質や塗りたし設定、PDF(印刷)でのダウンロード、CMYKなどの設定を覚えておくと、理想どおりに印刷できます。
Canvaで印刷をするときは、ぜひ本記事を参考にして最適な方法を選択しましょう。
ちなみにCanvaでは、1回の注文につき1本の木を植える取り組みを行なっています。
この取り組みで、2025年1月時点で13カ国に730万本の木が植えられています。(参考:Canva公式サイト.1枚のプリントに1本の木)
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Canvaの環境にやさしい取り組みは、素晴らしいね!
Canvaでの印刷もぜひ試してみてください。
より良い印刷がしたい方は、CMYKの設定ができる「Canvaプロ」への登録がおすすめです。下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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